手軽に投資できる金融資産投資のメリットと安定収入が期待できる不動産投資のメリットをあわせもった投資対象としてreitがあります。reitとはどんなものか、reitへの投資を始める前に必要な準備や心構えと何かなどについてご紹介します。

☆reitとは?

reitはリートと発音します。reitはリアル・エステート・インベストメント・トラストの頭文字をとったもので、不動産投資信託のことです。リアル・エステートは不動産のことを表します。reitの仕組みは、まずファンドの中心となる委託会社が投資家から資金を集めます。その集まった資金で賃貸不動産物件を購入することが特徴です。不動産株を購入するわけではありません。

購入した賃貸不動産からは賃貸料が定期的に入ってきます。その収入から経費などを引いた残りがreitの利益として残り、この利益を投資家に分配することで投資家が利益を得る仕組みになっています。そのため、投資家は直接不動産の所有者になるわけではありませんが、賃貸経営による利益を分配金の形で得ることができます。

reitは株式のように手軽に投資ができ、賃貸不動産投資と同様の性格の利益が得られる点が魅力です。

☆j-reitとus-reit!一体何が違う?

reitは、国内賃貸不動産物件に投資をして東京証券取引所に上場されているj-reitと、海外の各国で賃貸不動産に投資をしている外国不動産投資信託に大別できます。グローバルで見たときの不動産投資信託の規模はアメリカが圧倒的な大きさを占めています。

そのため、海外の不動産投資信託の代表はアメリカのreitといえます。これがus-reitです。j-reitとus-reitには、投資対象となる物件が日本にあるかアメリカにあるかの違いがありますが、それ以外にも上場されている市場や価格が円建てかドル建てかといった違いがあります。

us-reitへの投資をする場合は、価格変動リスクや信用リスクだけでなく為替リスクもあることを理解しておく必要があるでしょう。

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☆reitを始める前に!必要な準備や心構えは?

reitへの投資は、安定して高い利回りの分配金が得られるなどの魅力がありますが、リスクもあることを十分理解して投資を始める必要があります。reitは投資信託ですので元本保証はありません。j-reitを例にとれば、上場されていますので価格がオープンになっており取引ルールも明確です。しかし、その価格は株式投資並みに大きく変動する可能性があることを知っておく必要があります。

リーマンショック後には数か月で約70%価格が減少した銘柄もありました。そのため、1つの銘柄に投資可能額全額を投入するような投資方法はおすすめできません。安定した分配金ねらいの長期投資をする予定なので価格の上昇や下落はあまり気にしないという人であっても、ある程度の分散投資をした方が安全でしょう。

☆reit銘柄選びの基本!購入のポイントは?

reitには投資対象の違いよって数多くの種類があります。

投資対象の国による違いに注目してreitを選ぶ場合は、為替市場の動向も考える必要がある点がポイントです。

住居系の物件に投資するタイプのreitには、入居者が長期的に住み続ける特徴があるため安定した分配金が得られるメリットがあります。

商業系ややオフィス系の物件に投資するタイプのreitは、住居系と比較すると高利回りとなるのが一般的ですが、景気変動の影響を受けやすいという特徴は理解しておく必要があるでしょう。ホテルや倉庫に投資するタイプもあります。reitには他の金融商品にはない安定した分配金が得られる魅力がある反面、価格変動リスクもあるという心構えを忘れずに、自分に合った投資対象を選んでreitへの投資を始めるとよいでしょう。